善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり(孫子)

名言集〜偉人の言葉

いにしえより数多くの偉人が数多くの言葉を残してきました。

このコーナーでは、その中から私が現代を生きて行く上で役立つと思った偉人の言葉を厳選して取り上げてみたいと思います。

善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり(孫子)

今回は「善く戦う者は勝ち易きに勝つ者なり」という孫子の言葉について見てみることにしましょう。

孫子について

孫子(紀元前535年頃〜没年不詳)は、中国古代・春秋時代の武将・軍事思想家。兵法書『孫子』の作者とされており、兵家の代表的人物。斉国出身。本名は孫武、字は長卿。孫臏の先祖。「孫子」は尊称である。

「戦わずして勝つ」という戦略思想、戦闘の防勢主義と短期決戦主義、またスパイの重要視など、軍事研究において戦略や戦術、情報戦など幅広い領域で業績を顕し、ベイジル・リデル=ハート、毛沢東など、現代の軍事研究者、軍事指導者にも重要な思想的影響を与えた。その軍事思想は航空技術や核兵器など、古代に想定できなかった軍事技術の発展した数千年後の現代においても有効性を失わず、今なお研究対象とされている。

孫武の出自は斉国の大夫で後に田斉王家となる、田氏である。孫武は若年から兵書に親しみ、黄帝と四帝の戦いや古代の伊尹、姜尚、管仲らの用兵策略を研究したという。紀元前517年頃、一族内で内紛があり、孫武は一家を連れ、江南の呉国へと逃れ、呉の宰相・伍子胥の知遇を得る。孫武はその後、呉の王都・姑蘇郊外の山間に蟄居して『孫子』十三篇を著作した。

引用元:Wikipedia

「善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり」という孫子の言葉ですが、

戦上手と呼ばれた人は、勝ちやすい状況を作り出し、勝つべくして勝った人である

という意味になります。

善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり
で思うこと

物事の成否や勝敗は始まる前にほとんど決まっているように思います。

例えば、仕事などで、ある人が担当すると、いとも簡単に片付けてしまうのに、他の人に担当が変わった途端に様々な問題が噴出することがあります。

仕事上手の人を見ていると、事前の段取りや関係者への根回しなどを確実にしている為、いざ着手する時点では既に成功することが見えているように思います。

善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり

仕事上手になる為に、物事に着手してからが本番とは考えず、着手する前には既に目処を立て終わるようにしてみてはどうでしょうか。

 
偉人たちの言葉は、私たちが生きる上で多くの気づきを与えてくれます。偉人たちの言葉を参考にしながら、人生を豊かなものにしていきたいものですね。

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