いにしえより数多くの偉人が数多くの言葉を残してきました。
このコーナーでは、その中から私が現代を生きて行く上で役立つと思った偉人の言葉を厳選して取り上げてみたいと思います。
皆々役に立たんも、又た立つまじきも大将の心にあり(北条氏綱)
今回は「皆々役に立たんも、又た立つまじきも大将の心にあり」という北条氏綱の言葉について見てみることにしましょう。
北条氏綱について
北条氏綱(1487年〜1541年8月10日)は、戦国時代の武将、戦国大名。後北条氏第2代当主。
伊豆国・相模国を平定した北条早雲(伊勢盛時)の後を継いで領国を武蔵半国、下総の一部そして駿河半国にまで拡大させた。また、「勝って兜の緒を締めよ」の遺言でも知られる。
当初は父同様に伊勢氏を称しており、北条氏を称するようになるのは父の死後の大永3年(1523年)か大永4年(1524年)からである。父の早雲は北条氏を称することは生涯なく、伊勢盛時、伊勢宗瑞などと名乗ったが、後北条氏としては氏綱を2代目と数える。
氏綱の時代に後北条氏は早雲からの伊豆・相模に加えて、武蔵半国と下総の一部そして駿河半国を領国としていた。北条記は北条氏綱を「二世氏綱君は父のあとをよく守って後嗣としての功があった」と評価している。
引用元:Wikipedia
「皆々役に立たんも、又た立つまじきも大将の心にあり」という北条氏綱の言葉ですが、
人材が役に立つのも、役に立たないのもトップの心次第である
という意味になります。
皆々役に立たんも、又た立つまじきも大将の心にあり
で思うこと
時折、人材不足を嘆く経営者を目にします。
しかし、新たな人材が次から次へと集まることは、まずありませんし、人材は勝手に育ってくれるものでもありません。
「皆々役に立たんも、又た立つまじきも大将の心にあり」
今いる人材をどう活用し、どう育てていくかについて、トップがどう捉えて実践していくかにかかっているのだと思います。冷静になって考えると分かりますが、抱える人材を活かすことができない組織に入りたいと思う人などいないはずです。
偉人たちの言葉は、私たちが生きる上で多くの気づきを与えてくれます。偉人たちの言葉を参考にしながら、人生を豊かなものにしていきたいものですね。